1.下請法務検定試験の実施
公益財団法人公正取引協会では、これまで長年にわたり下請法の普及・啓発活動を行ってまいりましたが、企業による違反行為の未然防止を図り、コンプライアンス体制の整備を支援する観点から、令和5年に「下請法務検定」を創設し、本年は第2回として、公正取引委員会の後援を得て、表1のとおり検定試験を実施しました。
表1
申込受付期間 | 2月15日(木)~5月7日(火) |
試験期間 | 5月17日(金)~5月31日(金) |
試験形式 | CBT(Computer-Based Test)試験 |
受験地 | 各都道府県の主要都市約350か所 |
試験方式 | 四者択一方式 全50問(100点満点、1問2点) |
試験項目 | 1. 総説 2. 親事業者・下請事業者の定義 3. 適用取引 4. 親事業者の義務 5. 親事業者の禁止事項 6. 事件処理手続 |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 70点以上を合格とし、合格者を得点区分に応じて以下の等級とする ・70~89点 :スタンダードクラス ・90~100点 :アドバンスクラス |
合格証明書 | 合格者に証明書を交付(有効期間は合格日から3年間) |
2.試験の実施結果
第2回試験の実施結果は表2のとおりです。合格率は52.7%(第1回:58.7%)で、アドバンスクラスの合格者は全体の4.5%(同4.6%)でした。また、試験項目ごとの平均点は表3のとおりでした。
表2
※カッコ内は第1回試験の実施結果 | 表3
※カッコ内は第1回試験の実施結果 |