公正取引委員会は２６日、水栓金具メーカーのＳＡＮＥＩが、販売または製造を請け負う水栓金具等の

製造を委託している下請事業者１０名に対し、支払うべき下請代金から一定額を「仕入割引」として

減じる（減額分の総額：約４７０万円）とともに、同じく５０名に対し、長期間発注が無い金型（計

６９２型）を無償で保管させ、棚卸し作業を年に１回行わせていたとして、同社に対し、下請法違反

（下請代金の減額の禁止、不当な経済上の利益提供要請の禁止）で金型保管費用の速やかな支払いや

再発防止を求める勧告を行った。