公正取引委員会は１３日、臨床検査用機器大手のシスメックスが、自社で製造する血液凝固測定装置の

販売に当たり、同装置の新規購入や更新を希望する病院等に対し、同装置で用いられる試薬について、

自社が製造販売する指定試薬のみを使用することを条件とし、当該試薬を購入するようにさせていた

行為について、独占禁止法（不公正な取引方法）に違反する疑いがあるとして調査を行ってきたところ、

同社から前記行為の取りやめや、再発防止に向けた法令遵守体制の整備などを行う「確約計画」が提出

され、これを認定したことを明らかにした。